来て分かった中国・来なければ分からなかった中国(1)

2025年 2月 14~17日に広州の展示会「DPES」に出かけてきました。2020年初頭にコロナ騒ぎが始まってからは、中国の厳しいゼロコロナ政策や、日本人にはビザ取得が必須となり・・・ということで、中国には 2019年上海以来の訪問となります。

広州だけに限って申せば、(JALのマイレージ記録では)最後の訪問が 2014年 5月となっているので、実に 10年ぶりということになります。

で・・・今回来てみて分かったこと=逆にここで来なければ分からなかったことを思いつくままに、事象が目についたままに書き記しておきます。

更に申せば、この 5年で中国に起こったこと=逆に「日本では起こらなかったこと」の差分を感じるいい機会となったのです。

EV車(電気自動車)なんて、もはや珍しくも何ともありません。そのへんを普通に走っています。テスラも見かけますが、中国製の EV社の方が圧倒的に多くて特段テスラが目立つこともありません。

中国ではナンバープレートで区別されていて、左の青いプレートがガソリン車、右の緑と白のグラデュエーションのついたプレートが EV車です。↑↑これはホテルの駐車場にて撮ったものです。

こちらは展示会場の前の道路の様子です。少なく見積もって「約3割」は EVではないでしょうか?ついでに言えば、バイクは電動だし、バスは EVです。最近では EVしか登録ができない(超金持ちは、欧州製のガソリン車を登録するためにちょいとした抜け道もあるとのことですが(笑))・・・とのこと。

タクシーはガソリンと比べて電機の方が圧倒的に安いので、ほぼ EV化したそうです。ガソリン車を運転するのは、金持ちの道楽となりつつあるようです。EVが当たり前の世界・・・これは本当に行ってみないと実感できません。

これは Google検索で「EV車比率 国際比較」と入力して得られた AIの回答です。

ヨーロッパ全体の普及率は21%で、2023年に販売された車の5台に1台以上が電気自動車となっています。 ヨーロッパ以外の国の普及率は、中国が38%ともっとも高く、次いでイスラエルが19%、ニュージーランドが14%となっています。 日本の普及率は3.6%と、世界的にみるとまだ低い状況です。

これは、EVタクシーのコックピットですが、いかにも EV車らしく、液晶パネルに様々な情報が表示されています。また前方に6台の車が見えますが、半分は EV車ですね。

で・・・日本はどういう状況でしたっけ?(笑)

更に付け加えると・・・中国では「滴滴出行(ディディ)」という配車サービスが Uberから事業を継承し、当たり前に使われていますが、日本ではライドシェアはタクシー会社しかダメみたいな意味不明な規制がありますね・・・

【中国のライドシェアアプリ】
中国では、ライドシェアの手配だけでなく、アプリ内にて現在地と目的地を入力するだけで料金も事前に表示されるため、安心して使用することができます。
中国では、ライドシェアのほかにも、荷物配送サービスの「Lalamove(ララムーブ)」も利用できます。

そして・・・自動運転の日が来るのです。日本はどこまで遅れていくのでしょうか?

追記:バランスをとるつもりはありませんが・・・この EV車を動かす電気って、どうやって作ってるんですかね?石炭をバンバン燃やして、モクモク煙と CO2を吐き出して作ってるんですよね、知らんけど(笑)その辺のエネルギー収支・CO2収支ってどうなってるんですかね?まあ、ここ当面はトランプ氏がパリ協定から離脱を決め「Dig, baby, dig!!」と化石燃料をどんどん使えって方向に行くから関係ないんですかね(笑)

追記2:EV車って「エンジン音がしない」ので、いつの間にか後ろに迫ってたりするんですよ!慣れないと2度ほど轢かれそうになりました。ちょっとコワイ!

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