ドイツ放浪記(83):再び Berlinへ・・・壁の今

← 一部だけ保存された今 ↑↑ 1981年3月

ベルリンには中央駅のすぐ近くのホテルに預けておいた重たいスーツケースを回収するのが目的で戻ってきたので、特段どこにいこうというあてはなかったのだが、Prenzlauer Bergのお気に入りのビアガーデンには行くつもりだったので、徒歩で歩き出す。1キロメートルもすると Bernauer Strasseを歩くことになる。ここはかつて、壁を越えて西側に逃亡しようとした何人かの犠牲者がでたり、通りに面して建っていた戦前からの住宅ビルや教会が、無人地帯を作って見通しをよくするために破壊されたり・・・と、ベルリンの壁の悲劇の象徴のような通りである。

今日、その壁の一部は保存され整備されて記念?公園となっており、その向かい側には展望台も兼ねた博物館も2つある。

↑↑ かつての東独側の監視塔 ↓↓ かつてこの下に東ベルリンか西ベルリンに通じる脱出用のトンネルが掘られ 29人が脱出に成功、それをベースに映画も制作された。

↓↓ しかし、下の写真のように、厳然と壁が存在した時代のベルリンを知っている私にとっては、今のベルリンはもう全く別の町である。

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