ドイツ放浪記(109):ウィーンからミラノへ

さて、いよいよウィーンを離れ、今回の旅程で最後の展示会開催地のミラノに向かう。夜行寝台「NJ233(Nightjet 233)7」は 19:18にウィーン中央駅発、ミラノ・ロゴレード(Rogoredo)駅に翌朝 7:47到着。その後、Genovaを経由して地中海に面した La Spaziaまで行く列車である。

普段は個室を予約するんだけど、これにはそもそも個室の設定が無かったのか、タイミングが遅かったのか、2人部屋となる。水と発泡酒は一本ずつ貰えるのでまずは乾杯!テキト~なドイツ語でも、喋れると親近感を持って貰える・・・まあ、それはモチベーションとなって、こういう場ではナンチャッテ独語で通す(笑)

クラウス(仮名)は奥さんとは別れ、現在は息子と一緒に事業をやっており、これから息子に会いに行くとのこと。こちらも今回の放浪のことをいろいろ話す。こういう時には独語力より「雑談力」・・・そして軽く一杯!というのはぞの両方をパワーアップしてくれる(笑)

夜行寝台列車というのは案外いい写真は撮れないもので・・・そもそも外は暗くなるし、同室の人とは話をしているか、寝る時間になってからは邪魔にならないように静かにベッドでスマホやるくらいしかないし・・・しかし鉄ちゃんとしてはず~っとスマホで「今どのあたり?」をマップでフォローしているので結局寝不足になりがち(笑)

なんだかんだで気がつくともう朝になっており・・・イタリアを走っている。国境を越えたときは寝落ちしていたらしい(笑)

朝飯はシンプルに「カイザー」という定番のパンとサラミっぽいソーセージとコーヒーなどのセット。ちょっと濃い目のコーヒーが嬉しい。

まあ、当然だけど、駅名もイタリア語だし、景色や建物もイタリアっぽい。

La Spezia・・・あまり聞かない地名だけど、下の地図の赤丸で囲んだ場所です。(日本語 Wikipediaはこちら独語の方が情報量が圧倒的に多く・・・イタリア語のは無い(笑))

ミラノは終点ではないので中央駅(チェントラーレ:Centrale)ではなく Rogoredo(ロゴレード)という、ミラノ中心部からすると東南に位置する駅に停車する。あまり有名な教会や博物館などがある場所ではなさそうだけど、ここは観光ではないので、まあいいか(笑)

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