ドイツ放浪記(87):ベルリンから食堂車に座ってプラハに向かう

さてベルリンからプラハに移動・・・EuroCityに乗り込んだはいいが、一等車までこの混雑!これでプラハまで4時間もデッキにボーっと立っているのは流石に能が無い・・・ちなみに、二等車もかなり混んでいて、この一等車に座った人たちはそれを見越して最初から二等の切符で座った人も多いと推察する。日本人的な感覚ではなかなかやれないが、車掌が検札に来たら「あっちは満杯で座れないのよ!」と何度も交渉し、それでも車掌が差額を払えというと漸く払う・・・みたいな感じ。ま、そのくらい図太くないとね(笑)

こちらは荷物をなんとか荷物置き場の棚に押し込んで、食堂車に移動する。客車があれだけ混んでいても、食堂車はそこそこ空いていて大抵は座ることができる。朝食を摂る時間はなかったので「液体のパン」を注文(笑)チェコ国鉄の車両なので、ビールは当然チェコビールの「Pilsner Urquell」・・・まいう~(笑)やっぱ、これだよな~!なんで日本では食堂車が成り立たないんだろう?車内販売まで無くなるっていうし・・・

エルベ川沿いのフローレンス(フィレンツェ)とも称されるドレスデンの町が見える。このあと列車は左にカーブしてドレスデン中央駅に着く。駅前からこの王宮の方角に向かって伸びるメイン通りは「プラハ通り(Prager Strasse)」といってケストナーの小説にも登場する。

ドレスデンを出ると、列車はエルベ川を遡る方向に川沿いを走る。ハンブルクあたりで見る川幅の広いエルベとは違って、ちょっとモーゼルやマインのような印象である。

このあたりは「ザクセンのスイス(Sächsische Schweiz)」と呼ばれ、奇岩がそそり立っているのが見える。

どこが国境だったのはハッキリとはわからないまま、駅名標でチェコに入ったのを知る。

・・・ということで、5時間足らずでプラハに到着!

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