ドイツ放浪記(31):ホテル「Stadt Hamburg」

Mecklenburg-Voepommern州のとある修道院のある町で、駅まで歩く時間と列車の発車時刻が微妙な感じになり、一本後のにして夕食を済ませていくことにする。芸は無いけど、この時期はやはり白ワインとシュパーゲル(笑)黙っていると、自動的にホレンデーズ・ソースなんだね!熱い溶かしバターだけのシンプルなのが好きなんだけど・・・ま、いいか(笑)

ところで・・・「ここは Mecklenburg-Vorpommern州なのに、何故ホテルの名前は Stadt Hamburgなの?」と若いウェイターの兄ちゃんに訊いてみた・・・が、知らない様子。すると、向こうの席で食事をしていた親子と思しき二人の娘さん(50歳代と思われる(笑))の方が「それはね・・・」と解説してくれた。かつてこのあたりは交易路の貨物の積み替え地で、ハンブルクの商人たちが大勢出入りしていたのが由来なんだとか・・・。

私が日本人だというと:

「ドイツ語上手ね、どこで習ったの?」
「いや、ちゃんとは習ってないよ、でもまあ 11年も住めばなんとかね」
「Akzentfrei(訛りが無い)
「いや、低地ドイツ語も話せるよ! Wat mutt, dat mutt!とか」
「キャハハ(爆)」

・・・これ、日本で言う変なガイジンが東北弁を喋るようなもんなんだろうな・・・鉄板ネタで必ずウケる(笑)

註:“Wat mutt, dat mutt!” は低地ドイツ語で、Hochdeutsch(高地ドイツ語)では “Was sein muss, muss sein”…Deepl翻訳では「あるべきものは、なければならない」「英語:What must be, must be.What has to be done, has to be done.」などと訳される。

他にも、この町や地方に関するいろいろな話をしてくれた。すぐ近くにある「Deutsches Haus」というのも面白い伝統に関係しているらしい!こんな小さな町なのに、なかなか奥が深い・・・そんな放浪・・・

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