欧州出張事情 2022年 5月(12):日本への帰国事情 - 3 – 

欧州出張事情 2022年 5月(11):日本への帰国事情 - 2 – からの続きです。

さて難関の「帰国便搭乗の 72時間以内に PCT検査を受け、陰性証明書を貰うこと」の解説をします。まず厚労省サイトを調べると下記のような指示があります。他にもリンクがありますのでチェックしてみてください。もうこれだけで「いや~、面倒やな~、海外に行くならこういうのが無くなってからやな!」と海外出張や観光旅行を躊躇させるのに十分でしょう!しかし、ご心配なく!この記事を最後までお読みください!これで挫けることは無いことを示します!

上の指示だけで一般個人に海外出張・旅行を躊躇させるに十分です。

下にあるのが証明書の具体的なサンプル例ですが、一般常識として「道路交通法」とか「軽犯罪法」とかは知ってるつもりだし、大学で専攻した化学での「フィッシャー・トロプシュ法(によるアルコール合成)」とか統計学の「最小二乗法」とかは知っていても、「RC-PCR法」とか「LAMP法」とか「TMC法」とか・・・知らんちゅうに(笑)厚労省の文系役人だってどうせ知らんくせに(笑)

おまけに右下に「An imprint of a seal 印影」を押せと書いてあります。要は紙の証明書にハンコ(スタンプ)を押せと書いてあるのです。

今どき、こういう検査結果はメールで来るものだし、そこにバーコードなどが表示されて、それをスキャンすると詳細情報にアクセス可能というのが常識と思いますが、ガラパゴス日本の厚労省の役人は「紙ベースの証明書を想定して、そこにハンコを押したもの」という発想で仕事をしているのです!アホかいな(笑)

ということで、私はハラを決めました。ドイツで一般的な PCRテストセンターに行って、そこが発行してくれる証明書を、メールで来たらスクショ、紙で来たら写メで画像をアップする!それでガタガタ言われたら・・・グレてやる(笑)

そもそも、ガラパゴス日本の、海外経験もないような役人が作ったフォーマットを、外国の PCRテストセンターに持ち込んで「この様式で貰えますか?貴方のスタンプを押してもらえますか?」なんて一般個人が頼んで先方が対応してくれると思いますか?先方の仕事は標準化・ルーチン化されているんですよ!実際、それを交渉してみた人によれば、受付窓口の人に「自分は医師・検査士の資格を持っているわけではないのでサインもスタンプも押せない」と言われたそうです。そりゃそですよね!

欧州出張事情 2022年 5月(13):日本への帰国事情 - 4 – に続きます。

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