Dyndriteと Meteor:Meteoryteを共同開発

昨年、3Dプリントソフトウェアを開発する Dyndriteは、Meteorおよび Xaarと協力する意向を発表しましたが、今回 Meteorは、Dyndriteとのコラボレーションによる最初の成果について、いくつかの詳細を共有しました。

Clive Ayling, managing director of Meteor Inkjet

Dyndrite社は、3Dプリンター用ソフトウェアの開発を専門としていますが、特定のハードウェアに対してソフトウェアを最適化するという、珍しいアプローチを取っています。そのため、Dyndrite社が、インクジェットプリントヘッド用の駆動エレクトロニクスを開発する Meteor社と協力したいと考えるのは、理にかなっていると言えます。3Dプリンティングで一般的に使用される材料は、噴射が困難な場合があるため、インクジェット方式の 3Dプリンターを開発する場合、このようなエレクトロニクスは重要な検討対象となるはずです。

Meteor社の代表取締役である Clive Ayling氏は、両社が主に試作段階の顧客を対象としていることから、Dyndrite社が Meteor社と相性が良いことを指摘し、次のように付け加えました。「Dyndriteは私たちと協力して、低価格で複雑でないものを作ってくれました。私たちは、化学物質やプリントヘッドについてまだ心配している段階で、簡単に作業できるものを求めているからです。」

Meteoryteと呼ばれるこの新しいソフトウェアは、Dyndriteの Application Developer Kitをベースにしています。これは、積層造形装置メーカーに、装置開発の初期段階における基礎的なツール群を提供するものです。これには、3Dメッシュやジオメトリをインポートし、そのジオメトリを簡単に移動、回転、拡大縮小する機能が含まれています。また、造形エリアの 3Dビューや最大 1200ドット/インチでのスライシングも可能です。もちろん、メテオの電子機器が簡単に扱えるフォーマットでデータをエクスポートします。

Dyndrite Corporationの CEOである Harshil Goelは、次のように説明しています。「噴射式プリントヘッドを必要とする積層造形装置は、ますます普及が進んでいます。ソフトウェアを通じて、機械メーカーに力を与え、成功率を向上させ、市場投入までの時間を短縮することが私たちの目標です。」

この取り決めはエクスクルーシブではないので、Dyndriteは他の駆動電子機器開発者と自由に協力できますし、Aylingは、Meteorが 3Dプリンター用のソフトウェアを開発している他の企業とも話をすると話してくれました。ただし、Meteorの主な競争相手は、最近、別の 3Dプリンタベンダーである Nano Dimensionに買収された GISであることは、注目に値します。

なお、ソフトウェアについては dyndrite.comで、ドライブ電子機器については meteorinkjet.comで、それぞれ詳しい情報を得ることができます。

原文はこちら

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