欧州出張事情 2022年 5月(1):フライトルートがソ連時代に逆戻り

2年半ぶりに欧州出張することになりました。コンファレンスや展示会なども徐々にフルスペックで戻って来つつあり、いつまでも閉じこもっているのもいかがなもんか・・・また、ガラパゴス日本に居るとよくわかりませんが、コロナに関する諸規制も大幅に緩和されてきています。そのあたりの事情を出来るだけ詳しくレポートしていこうと思います。(ウクライナ関連の tagesschau.deのライブブログ記事全訳は、出張期間中はお休みして、重要記事のピックアップのみに絞ることにします、ご了承下さい)

さて、出張前に一番気になったのは、なんと日本帰国の規制です。厚労省のサイトによれば「帰国便搭乗 72時間以内に&厚労省が認可する方法の PCR検査での陰性証明を&厚労省所定の紙のフォーマットで発行してもらい&それにその医療機関のスタンプ(ハンコですな)が押されていること」とあります。現地法人がある企業なら現地社員のサポートを期待できますが、個人では現地事情が分かりづらいので、こんな規制だけで旅行をためらいがちです。だいたい、今どきこういう検査結果って紙じゃなくて、スマホにメールで来るもんだぜ(笑)ま、これについては追々書いていきます。

【出発時間変更のお知らせ】
出発の何日か前に JALからこういうメールが来ました。画像はクリックすると拡大してスライドショーになります。予約段階で何回か変更したので、出発の日付などは一部実際とは異なっていますが、要は「出発時間が 2時間繰り上がって、午前 11時発から、午前 9時発になる」「この変更を承諾するかどうか、WEBで確認してくれ」との内容です。理由は書かれていませんが、ロシアの上空を飛べなくなって迂回ルートになったので、出発時間を早める。いいよね?」ということですね。こんなの「嫌だ!」といえるはずもないので当然承諾です。

細かいことを申せば、メールにある WEBに飛んでも、そこには「承諾ボタン」なんて無くてドタバタするんですけどね・・・私はマイルでアップグレード依頼をかけていたので、別扱いになっていたようです。で、予約センターに電話するんですが、これがまた繋がらないでイライラ!このあたり、JALもまだまだですね~

【飛行ルートはソ連時代に逆戻り】
いつもなら羽田・成田をでたあとは新潟方面に飛んで日本海を越え、そのままロシア上空に入るとこと、飛行機は明後日の方角に・・・ロシア領のカムチャッカ半島にも日かからないようにして、昔懐かしのアンカレッジに向かって飛んで行きます!ゴルバチョフ時代にロ愛アの上空を開放したんですが。プーチンのせいでまたブレジネフ時代に逆戻り・・・

上の航路図では、右に飛んでアンカレジ上空を飛び、そこから左端にワープして北極圏を飛んで、グリーンラン上空を通過して、ロンドンにという大回り!・・・これを見ると、羽田から左に飛んでロシアの上空を飛ぶのが(大圏コースとして)近いのは明らかですが、実際には 14,5時間と 12.5時間(16%)の差であって、図法に騙される地図の間隔ほどの開きはありません。↓↓画像はクリックするとスライドショーになります。

とはいえ退屈なのでゲームでも・・・「成層圏麻雀」(笑)上級を選択したのに、いきなり清一色なんか和了させてくれるなんて接待麻雀か(笑)将棋は2級程度という設定だけど、勝てますね。もう一度やりますか?やらんわい、目が疲れる(笑)

ちなみに今回はスマホを機内 wifiに繋いでメールや SNSで楽しめたから良かったですが・・・充電をする際に、日本のプラグは、座席のコンセントが酷使されて緩くなっていることが多いので上手く接触しないことが頻繁にあります。座席を変更しても事情は同じです。そんな時は海外仕様の変換プラグ(Cとか SE)を嚙ませると上手くいくことが多いです。コロナ前ならこういうのは旅の常識としてリュックにひとつ入れていたんですが、やはり 2.5年のブランクでこういうことも忘れていますね!

そうだ、盗難に気を付けよう!

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