京セラ:KMHサーマルプリントヘッドを発売

2026年10月13日

京セラは、物流、小売、医療分野で使用されるモバイルバーコードラベルプリンターを主な対象とした、新しいサーマルプリントヘッドシリーズ「KMHシリーズ」を発表した。

サーマルプリントヘッドは、サーマルインクジェットとは異なり、蓄熱層上に一列に並んだ、それぞれ数十ミクロンサイズの複数の発熱素子を使用する。これらは、印刷を行うために、印刷媒体(この場合はモバイルバーコードラベル)を介して熱を伝達する。

KMHシリーズは既存モデルに取って代わるものではなく、京セラがサーマルヘッドのラインナップを拡充したものだ。非常にコンパクトで、より軽量かつコンパクトな新世代のモバイルプリンターに対応するよう設計されているという。食品物流や冷蔵・冷凍倉庫を含む物流拠点でのラベル印刷などの用途に適している。

一般的に、こうした冷蔵・冷凍環境では、十分な印刷濃度を確保するために高い印刷エネルギーが必要となり、これがプリントヘッドにさらなる負荷をかける。これは、連続印刷によりヘッド内部の温度が上昇し、ドライバー集積回路に影響を及ぼすためだ。

そこで、これらのヘッドは、繰り返される電気パルスにさらされる発熱体の耐久性を向上させることを重視して設計されている。

その他の用途としては、小売環境での価格タグや棚札の印刷、医療現場でのリストバンドや検体ラベルの印刷などが挙げられる。

この最初のヘッドは幅3インチで、有効印刷幅は 72mmだ。203dpiの解像度で ドットを出力する。このヘッドの印刷速度は秒間 7インチであり、京セラによれば、これは現在市販されているモバイルバーコードプリンターの中で最速の印刷速度だという。京セラは、このシリーズに 2インチおよび 4インチの印刷幅を持つヘッドを追加で発売する予定だ。

プリントヘッド「KMH-72-8PBS1-PFS」は今月中に発売される予定だ。詳細は kyocera.comで確認できる。

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