- 2023-12-7
- Nessan Cleary 記事紹介
2023年12月6日
ミュラー・マルティニ・ホールディングAGは、フンケラー一族とクレディ・ミュチュエル・エクイティが保有する株式を含む、フンケラー・グループの全株式を取得した。
デジタル市場向けのポストプレス機器を専門とし、スイスのゾーフィンゲン地方に拠点を置く両社には、重なる部分がある。実際、ハンス・ミュラーは 1946年に独立し、ハンス・ミュラー／グラファ社を設立する前は、機械技師としてフンケラー社で働いていた。
ミュラー・マルティーニ社のブルーノ・ミュラー CEOは次のように語っている： 「グラフィックアート業界は常に変化しており、定期的に新しいイノベーションが求められています。人材、専門知識、技術など、2つの会社の重要な要素を組み合わせることで、私たちは将来、革新的なソリューションで世界中の顧客により良いサービスを提供できるようになるでしょう」。
シュテファン・フンケラーとミッシェル・フンケラーは、両社の長年のパートナーシップを認め、共同声明の中でこう付け加えた： 「今回の合併は、両社にとって、また両社の顧客にとっても大きなメリットがあります。これはまた、ゾーフィンゲン地域にとっても強力なコミットメントです」。
取引条件は明らかにされていない。また、フンケラーのブランド名がどうなるのか、製品ラインアップの統合はどうなるのか、雇用が失われる可能性はあるのかについても明らかにされていない。
ミュラー・マルティニは全世界で 1,300人の従業員を擁し、書籍、雑誌、カタログ、郵便物、新聞などの生産に向けた幅広い印刷仕上げ機器を開発してきた。同社は今年の Hunkeler Innovation Daysで 2つの新ラインを発表した。その中には、自動化されたデジタル生産のワークフローに適合するように設計された、新しい Prinovaデジタル中綴じ機が含まれている。また、ミュラー・マルティーニ社は、ソフトカバーとハードカバーが混在した最終製品とハードカバーのブックブロックを、段取り替えなしに同じ生産工程で生産するための新しいミックスモードを備えた、最新版のヴァレオ・プロ無線綴じ製本ラインも展示した。
1922年に設立されたフンケラーは、世界中に約 280名のスタッフを擁し、主に高性能デジタル印刷システムのための高度なプリ・ポスト・ソリューションに注力している。
今年の Hunkeler Innovation Daysで両社が紹介したフィニッシングオプションに関する私のレポートはこちらでご覧いただけます。
詳細は hunkeler.chと mullermartini.comをご覧ください。
