野菜のラッピングの怪?

野菜のラッピングの不思議?からの続きです

「ピーマン 150g ビニール袋」と検索してみてください。下の画像はそれでヒットした無数の画像の、ホンの数例です。何故か不思議なことに日本のピーマンは 150gが一単位で、しかもビニール袋に入って売られています。試しに近所のスーパーに行ってお確かめ下さい。もしバラ売りのピーマンを見つけたら・・・密かにご報告ください・・・ご禁制品かも(笑)

しかし、ピーマンも人の子・・・あ、違う、農産物(笑)すべてのピーマンが同じ大きさなんてあり得ません・・・不揃いのピーマンたち(これ、わかる人は古い(笑))・・・ピーマンの生産量は 2019年で 145,700トンだそうですが、150g入りの袋に 5個入っているとして平均 30g/個・・・ということは個数にして約 4億 8000万個の生産高となります。想像してみてください・・・これを農家や農協の人が 4~5個を選んで 150gあたりになるように軽量して袋詰めをしている様を・・・適当に選んだ 4~5個が偶々 150g前後だったとしても、1億回の計量と袋詰めの作業が必要になる計算ですね?しかも、それピーマンだけの話ですよ!ほかに野菜は一杯種類があるというのに・・・ピーマンの選別・軽量・袋詰めだけで1億回?そんな工数がどこに・・・

しかし・・・ここが世界に誇る技術のニッポン!これを機械化・自動化しちゃうんですね!有名なのはイシダという計量機器メーカー!(他にも何社かあります)

要は一度に(例えば)16個を計って、その中で「5つで150gに近い組合せ」を瞬時に計算し、それを袋に詰める工程に送る・・・という仕掛けです。

言われてみれば「あ、なんだ、簡単な話じゃん」と思ってしまいそうですが・・・これってやっぱりジワッと凄くないですか?イシダの他にもいくつかメーカーはあり、ピーマンだけでなく、イチゴやレンコンやホウレンソウなどにも展開しています。このサイト、動画もあって面白いです!

しか~し!

なんでピーマンを 150g単位でビニール袋に入れて売らなければいけないのさ?そんなこと誰が決めたんだ?

ピーマンの生産量の 145,700トンを 150gのビニール袋に詰めると、約1億枚のビニール袋が必要・・・しかもそれは家庭や調理現場に到着するとすべてゴミになる!

↑↑ なんでこういう売り方じゃいけないの? ↓↓ なんで集合梱包の中身がご丁寧に 150gずづの袋である必要があるのか?責任者出てこい!(笑)

どうやら責任者はこの辺にいるみたい・・・知らんけど(笑)ここの 8ページ目にピーマンの「規格」が定められています

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