エプソン:ヨーロッパのテキスタイル子会社を統合 

エプソンは、イタリアのコモ地域に拠点を置き、直接布地印刷を専門とする2つのヨーロッパの繊維子会社 Fratelli RobustelliとForTexを合併することを計画しています。

For.tex is based in Como in Italy.
For.texはイタリアのコモを拠点としています。

Robustelliは、2003年にエプソンと共同開発した Monna Lisaシリーズを含むテキスタイルプリンターを開発、製造しています。同社は 1972年に設立され、エプソンは2016年に買収しました。For.Texは主にテキスタイルインクの販売とサポートを担当しています。エプソンは 2003年から For.Texと協力しており、同社は Monna Lisaプリンターの開発に不可欠な部分です。エプソンは 2012年に For.Texの50%の株式を取得し、2015年に残りを買収しました。

エプソンは、この合併は顧客サポートを強化および強化することであると言います。しかし、この動きは主に、プリンター、消耗品、サービス間の相乗効果を高めるためにエプソンの内部プロセスを強化することに関するもののようです。エプソンは、同社のインクジェット技術を活用して事業を拡大する大きな機会があると考えており、テキスタイル印刷製品のラインナップとオペレーションを強化していると語りました。

エプソンイタリアの PRマネージャーであるシルビア・カレナは次のように説明しています。「エプソンは、インクジェットデジタルプリンター、消耗品、サービスのトータルソリューションにおいて、経営を統合し、より良いニーズに基づいたソリューションを提供することを目指して、昨年度から組織再編を検討してきました。パンデミックの影響により、実行時期については慎重に検討してまいりましたが、現在、パンデミック後の状況を見極めております。パンデミック後の市場を見極めながら、年内(2020年)には合併を完了し、新体制での業務開始を予定しています。」

両社は現在の場所で引き続き事業を行い、Robustelliは新しく統合された組織の本部として機能します。エプソンは、スタッフ数を減らす計画はないと述べています。しかし、エプソンイタリアは、Robustelliまたは For.Texのいずれかの企業名が存続するかどうかについては明言しませんでしたが、現実には、緊密に連携していた2つの企業を統合することから得られる利益はほとんどありません。本当のメリットは、Robustelli / For.Texを組み合わせた運用をEpsonの世界中の販売およびサポート組織により密接に統合することから得られます。

原文はこちら

関連記事

ページ上部へ戻る