ドイツ放浪記(63):32年前の記憶・・・

この町には 32年前の 1991年に来たことがある。上のポストカードはその時に買ったもの。当時はまだ Backsteingotikなどへの関心に目覚める前で、ここに来たのは前回の Kołobrzegと同様に、Szczecin(Stettin)から Gdansk(Danzig)に向かうドライブの途上で立ち寄ったもの。

当時はまだ Szczecinから Gdanskまでのアウトバーン建設途上で一般国道を走った。1991年といえばドイツでもベルリンの壁が崩壊してまだ2年、ポーランドでも民主的な労組「連帯」が合法化されてまだ2年というタイミング・・・町はまだまだ社会主義経済で疲弊した状況下にあった。外食できるようなレストランも見当たらず、観光客を誘致するどころでもなかったようだ。

その時買ったポストカードにも、歴史的な教会や建物ではなく、新しいラートハウスや高層アパート群の写真などが誇らしげに並んでいるという「社会主義国」にありがちなものだった。ラートハウスは、現在はリノベートされて小奇麗になっている。

↑↑ この教会は「Katedra Niepokalanego Poczęcia Najświętszej Maryi Panny w Koszalinie:Kathedrale Mariä Unbefleckte Empfängnis マリア無原罪懐胎教会)で堂々とした Backsteinbau。↓↓ 旧いポストカードによると、戦前(町が戦争で破壊される前)は左手に写っている住宅のあたりにラートハウズがあったようである。これを再建することなく「社会主義モダン」なラートハウスを新築したということのようだ。

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