役に立つ動画(4):壁紙の製造工程 デジタル -1-

インクジェットの応用として壁紙も有力な分野として期待されています。今回はインクジェットによる壁紙プリントをいくつか紹介します。

「インクジェットで壁紙」というと「HP のラテックス機」がまず思い浮かびます。というわけで HP 関連の動画をいくつか挙げておきます。

【HP ラテックス機の事例】ユーザーが語っています

【HP ラテックス機の事例】これもユーザー事例です。HP はこういうのが上手ですね

【HP ラテックス機の事例】動画による商品説明です

【EPSON の事例】ここでもユーザーが語っています

HP にしろ EPSON にしろ、ここでプリントされているのは同じ柄の繰り返しの壁紙ではなく、壁全体に大きな写真やデザイン画を貼り付けるために、何枚かのロールに分割してそれを上手に繋ぎ合わせて貼っていくというタイプのものです。こういうものは従来のグラビアやロータリースクリーンでは不可能だった新たな用途です。即ち「インクジェットが従来の市場を侵食・置換したのではなく、従来技術では考えられなかった新しい市場を開拓・創造したのです。

インクジェットを企画する人や、その企画を求める上層部が陥りがちなパターンは「現状技法による総需要はどのくらいの量があるのか?インクジェットはその何パーセントを『置き換える(奪う)』ことができるのか?」という発想です。事業規模をイメージしたり、産業の現状を把握するという点では間違いとは言えませんが、プリント工程だけの置き換えを考えていては、何十年~百年をかけて成立してきた現在の産業を変革することは至難ですし、「インク価格が高過ぎる!」と門前払いを食って終わりという道を辿りがちです。

従来技法では不可能だった市場を創り出す・・・これを考えないとデジタルの価値はありません。ここはアタマを柔らかくすることが求められます。

さて、インクジェットでプリントした壁紙を施工する事例を挙げておきます
【施工事例】大きな写真画像です

【施工事例】煉瓦のような図案のプリントです

さて、ちょっと珍しい動画アップします。インクジェットでプリントしたものを貼る際に、色差があって悩ましい様子です。
【施工事例】見ている方もイライラします(笑) 壁紙は隣のロールとの色差が無い(人間の目で検出できないレベルである)ことが求められます。

「役に立つ動画(5):壁紙の製造工程 デジタル -2-」に続きます

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