- 2017-6-26
- 事例紹介
- こんなところにインクジェット
軽いシリーズとして「こんなところにもインクジェット」シリーズを始めます。印刷業界やその関連業界の方なら「そんなの、知ってるよ!」という事例も多いかと思いますが、できるだけ「ま、言われてみれば、そうか」という事例を沢山集めていこうと思います。
これは「知ってるよ!」という部類かも知れませんが、パチンコ屋のポスターはインクジェットがかなり早くから取り入れられたアイテムです。パチンコは非常に地域密着型のギャンブル遊戯で、一部のプロを除けば概ね地元の「愛好家」が対象なので、ポスターを大量に印刷して広範囲にばら撒く意味も必要もありません。おそらく規制によってポスターを貼れる場所も限定されているものと思われます。
定期的に行われる「新旧台の入れ替え」を、限られた部数のポスターで告知する・・・大判インクジェットプリンタにピッタリな分野です。
ここには高精細や染料インクによる美しい写真画質は不要です。それよりも顔料インクによるインパクトが求められます。インクジェットによるパチンコ屋ポスターが出始めた当初は、なにやら沈んだ色、くすんだ様な色でしたが、これもインク・メディア・プリンタ・画像処理ソフトなどの発展と共に、スッキリした色でインパクトのある画質が得られるようになってきています。
このポスター「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです」というキャプションが笑えますね(笑)