ESMA:新しいイベント 「IPI : Industrial Print Integration」

TheIJC(The Inkjet Conference)というインクジェット関連のサプライヤーたちが一同に会するコンファレンスが、コロナ禍の諸般の事業で開催されなくなりました。コロナが一段落するまでの間は当面ペンディング・・・ではなく、コンファレンス自体が消滅したということです。理由は複数の運営者の間の「オトナの事情」ということだと推測しています。老舗の IMIを抜いて大変勢いのあるコンファレンスに急成長したのですが、残念ながら消滅してしまいました。

TheIJCを運営していた主体の一つ「ESMA」が2つの新しいコンファレンスを立ち上げようとしています。ひとつは「IPI : Industrial Print Integration」もうひとつは「TPS : Textile Printing & Sustainability」です。私は引き続きこれら欧州のコンファレンスと日本のブリッジ役を担っていきますまだ少し先の話ですが、有償のリアルなコンファレンスに参加される際には大野宛にお問い合わせ下さい。ディスカウントコードを貰っています。

IPIについて

何十年もの間、専門家による印刷は、産業用アプリケーションのソリューションの源となってきました。ヘルスケアと医薬品、自動車、プリンテッドエレクトロニクス、モノのインターネット、さらにアディティブ技術の成功により、印刷は製造ソリューションとして確立されました。多様な表面や市場に対する流体成膜システムの広がりは、印刷がいかに多用途に利用できるかを証明しています。しかし、多くのアプリケーションは、この統合プロセスの始まりに過ぎず、技術の拡張、組み合わせ、または進化の力を学んでいるところです。

Industrial Print Integrationの目標は、産業界のパートナーに新しい製造の可能性の世界を紹介することです。大型から小型まで、超精密から高速まで、大量生産からカスタマイズや「マスカスタマイゼーション」まで、数々のプリントプロセスの適応性を示したいと考えています。ESMAのメンバーおよびパートナーであるメーカー、サプライヤー、プロバイダー、コンサルタントは、いずれも印刷技術の第一人者であり、印刷の破壊力を紹介し説明するのに最適な立場にあるのです。

IPIは、すべての産業用印刷技術の専門家を集め、ベストケースのオプションに関するコンサルティングや、新しい開発に関するヒントを提供し、メーカーが強みを比較し、ベストプラクティスを特定することを可能にするものです。スクリーン印刷、パッド印刷、インクジェット、スプレーコーティング、その他のジェット技術はすべて、技術、持続可能性、新しいビジネスモデルなど、今日の市場の重要な問題に対するソリューションを提供するために歓迎されています。

ごれは 5月 18・19日にデュッセルドルフでリアルイベントとして開催予定ですが、それに先立って現在「Pre-Flight」イベントとして主要なスピーカーがオンラインで講演しています。無料なので是非ご視聴ください。

現在予定されているプログラムはこちらです。お馴染みの顔ぶれもおり、新規に登場した人たちもおり、「あのコンファレンスの雰囲気」戻ってきた感じです!

もうひとつのイベント「TPS : Textile Printing & Sustainability」については別ページで解説します。左のロゴをクリック下さい。

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