WTiN:ヴァーチャル・トレードショー

リアルな展示会が危機的状況です。少なくとも向こう一年、あるいはワクチンが広く行き渡り、国同士の相互信頼が回復し、かつてのような自由な往来や集会が安心して実現するまでは、実質的に開催は難しいでしょうね。それ以前に開催を「強行」するにしても、「ブース面積を平米いくら」という課金をしてきた従来の展示会業者は、不安の残る出展者にいくらを課金すれば妥当なのでしょうか?・・・大きな課題です。

また既存の展示会業者はヴァーチャル展示会にも踏み出せずにいます。そもそも「物理的な展示会場を借りて行い」、物理的な搬入・設置・設営・撤収に大きなコストがかかるリアルな展示会とは異なり、ヴァーチャルは仮想空間(クラウドサーバー上)のデータだけの話なので、コストが圧倒的に低価格で済みます。既存の展示会業者がヴァーチャルに踏み出すことは「自ら価格破壊を起こす」ことになる=失うものが大き過ぎるのです。

そういった中、ヴァーチャル展示会の意味と存在感が高まっています。ここにご紹介するのは(夏季休暇前にウェビナーでご紹介したものは)WTINによるテキスタイル業界のヴァーチャル展示会です。WTINは英国リーズ市に拠点を置く、100年以上続くテキスタイル業界専門誌の出版社ですが、昨今ではデジタルテキスタイルにフォーカスし、ネットによる情報流通と、コンファレンス開催に注力しています。要は既存のリアル展示会業者では無いので、ヴァーチャル展示会をに参入し易い立場にあるのです。

このヴァーチャル展示会は、ウェブでの訪問者は無料で、WTINがカバーする広範な分野のテキスタイル関係者が。出展者に告知し訪問を促します。このサイトの読者の皆様も勿論無料で閲覧できます。

出展者はリアル展示会とは桁違いの格安価格で参加が可能です。物理的な出張や展示物の移動が伴うことも無いので、トータルコストでの差は更に格安となります。


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価格は「早割で30%ディスカウント適用」となり、下記の価格幅です。
Standard Booth £4,000 – 30% = £2,800(約39万円)
Premium Booth £7,000 – 30% = £4,900(約69万円)
Ultra booth £10,000 – 30% = £7,000(約98万円)

既にこのリンクにあるメーカー・団体が出展を決めて準備を進めています(ミマキも参加表明済)
またリコーはイベントスポンサーとして全ページにロゴが掲示されています。

リアル展示会の開催が難しい中で、テキスタイル業界に広く存在感をアピールするには見逃せないチャンスかと思います。

英語なのでハードルが高そうに思われがちですが、OIJCも出展して皆様のサポートを行う所存です

なお、早割期間は終了していますが、お盆休みの事情をWTINに説明してあるので、今週いっぱいに大野宛にコンタクトして参加意思表明を頂ければネゴ致します。是非ご検討ください!

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